栄養摂取の考え方
みなさんご存じだと思いますが、身体づくり(健康維持)においてもっとも重要なことは、
・運動:スポーツ競技や負荷をかけた筋力トレーニング
・栄養:バランスの取れた良質な食事
・休養:身体のケアや良質な睡眠など
を「継続」して実施していくことです。
現在ではフィットネスジムなどがたくさんあり、運動(トレーニング)をできる環境は整っております。
中には24時間ジムなんかもあり、個人のスケジュールに合わせていつでも運動することが可能です。
では食事においてはどうでしょうか?
これも、プロテインパウダーやアミノ酸などのサプリメントがたくさん販売されており、身体づくりの栄養摂取が以前に比べ容易になっています。
しかしその栄養ですが、みなさんリアルフード(固形食)でちゃんと摂取できていますか?
プロテインパウダーなどのサプリメント摂取を否定するわけではありませんが、それらはあくまで栄養補助食品であって、リアルフードでの食事がきちんと摂れたうえで使用するものです。
(逆に言うと、リアルフードできちんと栄養摂取できていれば使用する必要はないとも言えます)
このように、食事内容は少しヘルシーよりですが、量も多すぎず少なすぎず無理なく食べることができる内容でも、プロテインパウダーなどサプリメント無しのリアルフードのみで必要タンパク質量を十分に摂取することが可能だとわかります。
基本となるリアルフードでの食事はおろそかにして、ただ筋トレしたからセットでプロテインパウダーを摂るなど、サプリメント摂取が優先されていませんか?
それは逆で、リアルフードの管理が最優先になるのです。
食事管理ができたうえで不足した栄養素をプロテインパウダーなどのサプリメントで補うというのが正しい考え方です。
競技者やアスリートの栄養摂取量となると別ですが、一般トレーニーや健康維持を目的に運動されている方にとっては健康的な食事を1日にしっかり摂れるなら、リアルフードのみで十分だと考えられます。
リアルフードのメリット
また、リアルフードには様々なメリットがあります。
身体づくりでよくあげられる栄養素としてタンパク質がありますので、ここではタンパク質の例を挙げて説明します。
※ 身体づくりにおいて摂取すべき栄養素はタンパク質だけではありません。その他、炭水化物、脂質、ビタミン・ミネラル等をバランスよく摂取することが重要です
1. 満腹感が得られる
内臓は筋肉と同じである程度負担をかけないと機能が弱くなっていく。
固形物で内臓にある程度の負担をかけることで、栄養を吸収する機能を弱めないようにする。
2. 消化吸収の過程でエネルギーが発生する:食事誘発性熱生産(DIT)
三大栄養素の中で特に複雑な構造をしているタンパク質のDITによるエネルギー消費は約30%で、他の炭水化物(約6%)、脂質(4%)と比べて圧倒的に高い。
3. 糖質、脂質、ビタミン&ミネラルなどタンパク質以外の栄養素を同時摂取できる
タンパク質を効率的に取り込むためには、その他の栄養素が必須である。
リアルフードはサプリメントと違い単体の栄養素のみでないため、効率的にタンパク質を吸収することができる。
4. 血中アミノ酸濃度の上昇下降が緩やか
固形物は長い時間、血中のアミノ酸濃度を高く保持できる(スパイクが起きない)ため、トレーニング後の筋タンパク合成を最大化させることができる。
(トレーニング後24~48時間の間、筋タンパク合成の感受性が上がる)
このようにリアルフードにはサプリメントにはないメリットがあります。
一方、タンパク質のサプリメント代表としてプロテインパウダーがあります。
このプロテインパウダー摂取のメリットとして、どこでもすぐ飲める手軽さやタンパク質吸収スピードなどがあげられていますが、特に科学的根拠は無く、タンパク質の摂取タイミングや吸収スピードは身体づくりにおいて関係ないと言われています。
よくトレーニング直後のゴールデンタイムなどと言われますが、この研究は対象が限定的で信憑性に欠けます。1日に必要な栄養を食事で摂取できていれば、タンパク質摂取のタイミングは身体づくりには特に影響しません。
またタンパク質摂取量でよくある「体重×2ℊ以上摂取」も特に根拠(恐らくサプリメント業者のマーケティング戦略の一つでしょう)はなく、鍛えている人でも体重×1.2~1.6gのタンパク質摂取量で十分とあります。
以上のことから前述にもある通り、競技者やアスリートでない一般のトレーニーでは、リアルフードでのタンパク質摂取で十分だということがわかります。
ここまでリアルフードのメリットを述べましたが、もちろんメリットだけでなく大きなデメリットもあります。
それは…『手間と時間』です…
リアルフードを継続して摂取できるよういろいろ時間をかけて工夫したものの、睡眠等の時間を割いてしまっては本末転倒です。
ただでさえ現代社会はやることが多いのに、そこに調理などの時間が加わってしまうとますます時間が無くなります。
そこでSubstanceⓇは、手軽においしく継続してリアルフードで栄養摂取できるようトレーニーのために専用設計された食品を開発することにしました。